保湿力を高める
一般に歳を重ねること(加齢)によって肌の保湿力は徐々に損なわれていくので、保湿アイテムで補助してあげることが大切となります。
保湿の目的
保湿は、肌の健康を維持する上で重要なポイントになります。
潤いと水分を失ってしまった肌は、表面の角質層が硬くなってガサガサになったりヒビ割れた状態となり、外部の刺激や雑菌に対するバリア機能が極端に低下してしまいます。また、角質層の硬化によって毛穴が詰まりやすくなってしまうのも良くありません。肌のバリア機能の低下は、肌荒れやニキビといった肌トラブルの原因となるので、肌の保湿力を高めることがとても重要になってくるのです。
肌の保湿力はご自身の肌質や肌年齢、空気の乾燥具合(冬場など)などによって変化します。一般に歳を重ねること(加齢)によって肌の保湿力は徐々に損なわれていくので、保湿アイテムで補助してあげることが大切となります。
化粧水
化粧水は、クレンジングや洗顔後の保湿を主な目的とした化粧品です。
クレンジングや洗顔を行うと、肌の保湿に必要な皮脂や保湿成分まで落としてしまう場合もあるため、クレンジングや洗顔後には化粧水で皮脂や保湿成分を補う必要があります。基礎化粧品の役割や種類を学びたい方は、下記リンク先で紹介しています。
保湿クリーム
保湿クリームはモイスチャークリームとも呼ばれており、主に肌や皮膚の保湿・潤いを目的としたクリームのことを指します。保湿クリームは肌ケアの後に塗ることが多く、クレンジング・洗顔後や、化粧水を塗った後などによく用いられます。その他、手のカサつきを感じたときや、肌の乾燥を防ぐために定期的に使用したりもします。手軽に持ち歩くことができるので、冬の乾燥した日に携帯している人も多く見かけます。
保湿クリームには、顔用タイプ、手やかかとの肌荒れ用タイプ、全身用タイプなどがあります。べたつきが少なく、自然な塗り心地が魅力です。
- 顔用タイプ
- 手やかかとの肌荒れ用タイプ
- 全身用タイプ
スチームクリームとは、名前の通りスチーム(蒸気)を使った製法に由来しています。高温スチームの力によってふわりと軽いテクスチャのクリームが仕上がります。界面活性剤による乳化作用に頼ることなく精製されるので、肌にも優しい成分配合になります。
使い方は幅広く、顔のスキンケア、全身のボディケア、手先やかかとなどの部分に塗れるのはもちろん、髪のトリートメントなどにも用いることができます。肌に潤いを与える保湿クリームとしての役割だけでなく、化粧下地にも使える優れものです。
スチームクリームといえば、その可愛らしいパケージもまた魅力のひとつです。パッケージ缶のデザインが豊富にあるので、購入やリピートの際にもワクワクしながら商品選びができます。コンセプトにある日本で手作りという思いを込めた和風なパッケージ缶や、花や動物をあしらったもの、ディズニーとコラボしたディズニー限定パッケージ缶などもあります。
ワセリン(軟膏)
ワセリンと聞くと、油固形物や滑りを良くする潤滑剤のようなイメージを持たれますが、ワセリンは肌の保湿アイテムとしても広く利用されています。また、医薬品としての用途にも用いられ、ワセリンを傷口に塗って雑菌から患部を保護する役割も果たしてくれます。
油を主成分とするため、肌に塗ることで表皮や角質層を保護し、外部刺激に対する肌のバリア機能を高めてくれます。また、肌内部から水分の蒸発を抑えてくれるので、保湿効果も期待されます。
ヴァセリンは1970年にアメリカで誕生したスキンケア製品で、アメリカをはじめ世界中で利用されているロングセラー商品です。特に保湿力に富んでいるので、アトピーや敏感肌、カサカサの乾燥肌に潤いをもたらしてくれます。アメリカで長年親しまれてきたヴァセリンは、赤ちゃんから大人まで、幅広い年齢層に支持を得ています。リピーターも多く、長年に渡ってヴァセリンを愛用している人も多く居ます。
不純物を極力抑えた、純度の高いワセリンです。赤ちゃんの肌荒れや小さなお子様にも安心して使用できます。ベタつきが気になるという意見もありますが、保湿に関してはとても優秀です。冬の乾燥時期や手のカサつき、アトピー性の肌には必須のアイテムです。
スチーマー(美顔器)
スチーマー(美顔器)は、顔に温かいスチーム(蒸気)を当てることで、肌の水分補給を行う機器です。スチーマーによって肌の角質層に水分を届け、潤いやキメの整った肌を目指します。スチーマーを当てただけの状態では、毛穴の拡張によって水分蒸発が促されてしまうので、スチーマーの使用後は化粧水や保湿クリームによる「保湿ケア」を同時に行うようにしましょう。
加湿器
日本の気候は、冬場に乾燥しやすいという特徴があります。空気の乾燥は肌から水分を奪って乾燥肌の原因になるほか、インフルエンザウイルスや花粉などの微粒子を飛散させる要因にもなります。
乾燥した室内を加湿するには、加湿器を利用するのが効果的です。加湿器には私たちに馴染みのあるスチーム式のほか、超音波式、気化式など様々な種類があります。