加齢による影響がつよいもの

加齢によって発現する肌トラブル。年齢を重ねることで当然に起こる生理現象なので、予防や根本的な対処は難しい。

  • シミ、そばかす、黒ずみ

シミやそばかすの原因は、日焼けなどによって表皮奥に沈着したメラニン色素が、排出されずにそのまま残ってしまうことによります。メラニン色素の沈着による肌の黒化は、通常であれば肌の新陳代謝によって徐々に体外へ排出されますが、加齢による新陳代謝サイクルの遅れや、表皮の下の真皮にまで色素沈着が及んでいる場合などには、排出されずにそのままシミやそばかす、黒ずみとなって残り続けます。
黒ずみは、シミやそばかすと同様にメラニン色素の沈着が原因である場合や、毛穴に皮脂汚れなどが詰まっていることで黒ずんで見える場合があります(いちご鼻など)。

 

 

 

  • しわ、たるみ、ほうれい線

しわやたるみは、加齢によって皮膚の筋肉が衰えたり、真皮中のコラーゲンやエラスチンといった水分保湿に関わる成分が減少してしまうことが原因で主に引き起こされます。たるにみ関しては、脂肪分の摂り過ぎによって体重過多・肥満になっている場合もあります(二の腕のたるみなど)。また、年齢にあまり関係なく若い人でも現れる症状として、肌が部分的に乾燥することにより引き起こされる乾燥小ジワもあります。
ほうれい線は、たるみが起こることで併発する症状です。筋肉の衰えや保湿成分の低下によって肌がたるんでしまうと、皮膚が伸びきったり部分的に寄り合わさってほうれい線ができてしまいます。
加齢による生理現象のため根本的に対処するのは難しいですが、日頃から保湿ケアを心掛けたり、ビタミンB2やビタミンCなど美容に良いとされる栄養素の積極摂取、質の良い睡眠を取って肌の新陳代謝を高める、ストレスを溜め込まない生活を送るなど、自身の努力次第で肌年齢を若返えらせることが可能になります。

 

しわたるみ対策すすめです。