ニキビの原因と種類
ニキビの種類は大きく「思春期ニキビ」「大人ニキビ」に分けられます。一言に「ニキビ」といってもその差は千差万別で、それぞれ自分の置かれた状況・環境に合ったニキビ治療を行っていく必要があります。
ニキビの直接的な原因
ニキビの直接的な原因となるものは、毛穴の内部に棲息しているアクネ菌によるものです。アクネ菌は私たちの体に普段から棲息している細菌であり、何かの感染症によってもたらされる特別な細菌ではありません。アクネ菌は皮脂を好むので、毛穴など皮脂腺が多い場所に棲息しています。
毛穴が皮脂や汚れなどによって塞がれると、アクネ菌が繁殖しやすい環境となります。アクネ菌が皮脂を栄養分として脂肪酸を作り出しながら活発に活動すると、炎症を起こして毛穴を赤くさせたり、黄色い膿を発生させたりするとされています。
毛穴にある皮脂腺から皮脂の分泌量が増えたり、肌を不衛生にしていると毛穴が詰まってアクネ菌の活動が活発になってニキビを引き起こしやすい環境が生まれます。皮脂の分泌以外にも、肌の柔軟性が失われることで毛穴が硬直し、毛穴が塞がれて角栓ができやすくなります。
ニキビ発生のポイント
- 皮脂の分泌量
- 毛穴の詰まり具合や衛生状況
年齢によるもの
ニキビには年齢や起こりやすい時期によって思春期ニキビと大人ニキビに分類することができます。
思春期ニキビ |
思春期(13歳頃〜)から20歳頃までに多い。 |
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大人ニキビ |
思春期特有の生理現象とは分類されるもの。20歳以上に多い。 |
思春期ニキビの原因
思春期ニキビは、主に成長過程によるホルモン分泌が皮脂腺を刺激して引き起こされます。思春期ニキビの特徴としては一過性のものである場合がほとんどで、思春期(13歳頃〜)から成長期を過ぎる20歳頃までには自然と収まるケースが多いです。ただし、収まるからといって無理にニキビを指で潰してしまうと、ニキビ跡が消えずに残ってしまうこともあるので潰すのは絶対に止めましょう。
大人ニキビの原因
大人ニキビは生活習慣であったりストレスなどの要因によって引き起こされます。大人ニキビの原因は様々あるので、ニキビのできた場所や体の変調などを感じ取り、ニキビの原因となる因子を特定することが必要になってきます。大人ニキビの原因とされるものについて、下記にまとめました。
- 食生活の乱れ (生活習慣)
- ストレス
- 睡眠不足
- 衛生環境
- 季節や気候
- 化粧品との相性
- 体質や遺伝
- 生理前(女性)
- 加齢
- 病気のサイン
大人ニキビは生活習慣などが主な原因であるため、その原因となる因子を特定して改善しなければ、いつまでも大人ニキビが治らずに繰り返してしまいます。生理現象として仕方がない思春期ニキビとは異なり、生活習慣を始め様々な原因をもつ大人ニキビの方が、治すのが難しく厄介です。
ニキビの出来やすい場所
ニキビの直接的な原因は、毛穴が詰まることによってできた角栓に、アクネ菌などの雑菌が繁殖することにあります。毛穴が詰まる原因には、皮脂や汚れが溜まる、何らかの理由で肌の柔軟性が失われて毛穴が硬直するなどの原因があります。
思春期ニキビは皮脂腺の多いおでこや鼻筋などのTゾーンや頬全体など、主に顔に出来るのが特徴です。
大人ニキビは顔のほか、首筋や背中、胸など全身にも出来るのが特徴です。ニキビの出来る原因によっても、発症する場所が変わってきます。
- 頭皮や生え際
- おでこ・鼻筋のTゾーンや頬(ほお)
- 口の周りやあご、フェイスライン
- 首筋
- 背中
- 胸
ストレス性のニキビは、口の周りやあご、フェイスラインなどのUゾーンと呼ばれる場所のほか、首筋や頭皮、生え際にもできやすいとされます。口の周りにできるニキビは胃など消化器系の不調と関係があるとされ、また、あごやフィエスライン、首筋といった場所は肌の層が薄く、毛穴が詰まりやすい場所です。
ニキビの種類
ニキビはその進行度合いや色によって、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビ(化膿ニキビ)の4種類に分類することができます。また、白ニキビと黒ニキビは炎症のないニキビ、赤ニキビと黄ニキビは炎症を伴うニキビに分けられます。
種類 (色による分類)
ニキビはおおよそ4種類の状態に分けることができます。
- 白ニキビ
- 黒ニキビ
- 赤ニキビ
- 黄ニキビ(化膿ニキビ)
アクネ菌や雑菌の増殖によって、ニキビや吹き出物が赤く炎症します。炎症を伴うニキビには、赤ニキビ、黄ニキビ(化膿ニキビ)があります。
炎症のないニキビ | 白ニキビ、黒ニキビ |
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炎症を伴うニキビ | 赤ニキビ、黄ニキビ(化膿ニキビ)思春期特有の生理現象とは分類されるもの。 |
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